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バンコクの子育て事情ってどうなっているの? (日本人学校、インターナショナル、ローカルスクール比較)

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バンコクでの子育ての魅力は色々ありますが、その中でも教育環境の選択肢が多いことはバンコク生活の魅力の一つです。

日本人学校、英語・タイ語のバイリンガル保育園・幼稚園、インターナショナルスクールなど、子供にとって無限大の可能性を作り出すことができます。

今回は日本人学校とインターナショナルスクール、ローカルスクールの3つの学校の比較をしていきます。

目次

【日本人学校】

①日本人学校の特徴

②メリット・デメリット

③入学金・授業料

【インターナショナルスクール】

①インターナショナルスクールの特徴

②メリット・デメリット

③入学金・授業料

【ローカルスクール】

①ローカルスクールの特徴

②メリット・デメリット

③入学金・授業料

日本人学校

タイ国内には泰日協会学校(バンコク日本人学校)と泰日協会学校シラチャ校(シラチャ日本人学校)という2つの日本人学校があります。

2校の生徒の人数3000人以上で生徒数は年々増加していると言われています。

【日本人学校の特徴】

日本人学校の特徴は、タイに居ながら日本に居るのと変わらない教育を受けることができるというところではないでしょうか。

日本人学校はタイ国学校法に基づくタイの私立学校でありながら、日本の文部科学省が定める「学習指導要領」に準じた教育課程を編成することがタイ教育省に認められています

今後日本に帰国する予定があって、その後は日本で教育を受けることを前提としている場合は、日本人学校が最も安心な選択肢といえるでしょう。

【メリット・デメリット】

メリット

日本人学校の大きなメリットとしてはインターよりも費用が少なくて済むところです。

もう一つのメリットとしては日本国内以上の高水準の教育を受けられることです。

もちろんすべての学校がとはいえないですが、全体的に日本人学校の教員の方は教育への意識がとても高い方が多く、またクラス自体も少人数ですので、一人一人の学習を丁寧に見てもらえることが多いです。結果中学や高校入学時に帰国され、日本の教育機関に入学されるお子さんは、世間一般に難関校として知られている学校を受験して見事合格される方が非常に多いとお伺いします。

デメリット

デメリットとしては小学校~中学校までしかない場合が多く、高校進学については進路を考えないといけません。

帰国して、日本の高校に入学する方と、高校から現地のインターナショナルスクールに行く方にと2つに分かれてしまいます。

また、生徒数の人数が多いのと、毎日お弁当を用意しないといけないところも親としては大変かもしれないですね。

【入学金・授業料】

2022年度(令和4年度)、2023年度(令和5年度)の児童生徒1人あたりの入学金・授業料は以下の通りです。

・入学金 160,000バーツ

・授業料

 1学期(4月~8月)分 58,400バーツ

 2学期(9月~12月)分 58,400バーツ

 3学期(1月~3月)分 29,200バーツ

 ※寄付金はかかりません

 ※宿泊を伴う校外学習等以外の教材費等の費用もかかりません

日本円で初年度に1人あたり日本円で122万円程はかかる計算となり、会社の補助が無いと中々大きい金額になってしまいます。

インターナショナルスクール

バンコクには多くのインターがあるので、今回は日本人が多く住んでいるスクムビット界隈のインターの特徴と平均金額をご紹介します。

なお、今回はここに載せる情報は小学生の部を対象としています。

【インターナショナルスクールの特徴】

まず、タイのインターナショナルスクールに入学する前に入学試験を受けるところが多いです。そのため保護者の英語力が試される場合があります。

英語力に関しては、筆記テストで単語・文法・読解・作文・聞き取り、面接では会話を試されるのが一般的です。

受験時の英語力によっては、最初にESL/EAL(英語力を養う準備クラス)で勉強して、成績によってレギュラークラスへの編入となる学校もあります。

インターナショナルスクールを選ぶポイントは、下記4つの要点にまとめられると考えられます。

・日本人の数

・学費

・生活習慣

・カリキュラム

【メリット・デメリット】

メリット

インターナショナルスクールに通うメリットはたくさんありますが第一に英語力を始めとして語学力がつくことは間違いありません。

また、国際感覚が養えますし、国際基準の教育を受けることで世界情勢などにも知見を広げることにもつながります。

日本以外のいろいろな国の友人や知人が増え、さまざまな価値観を受け入れる器を育てられる、グローバル人材としての土壌を築くことができるでしょう。

また、海外の大学に進学する道も開かれています。

デメリット

インターナショナルスクールに通うデメリットは、日本の学校と連携がしにくい所にあるでしょう。

例えば、文部科学省の認定校ではないインターナショナルスクールから日本の学校へ転校したい場合、難しいことが多く、受験や進学へのハードルとなります。

また、すべてが英語の授業の場合、日本語のフォローや日本の教育に合わせた勉強が必要になる生徒もいます。

保護者にも語学力が求められることも覚悟しておいたほうが良いでしょう。

【入学金・授業料】

今回は日本人生徒数が1番多いと言われているスクンビットにあるインター校の学費をご紹介します。

・入学金   150,000バーツ

・年間授業料 440,000バーツ

・施設建設費 20,000バーツ

・入学試験料 5000バーツ

・その他デポジットやスクールバス代等 90,000バーツ

初年度の総金額は日本円で330万円程です。

有名所の学校になると駐在のご家庭で補助が出ても、プラスで少し自己負担しなければいけない場合があるので学費で検討することも大事でしょう。

ローカルスクール

タイの義務教育は日本とほぼ同じで、プラトム :グレード1からグレード6 (日本でいう小学校)、マタヨム :グレード1からグレード3 (日本でいう中学校)とあります。

その後は進学したり、職業訓練コースに行ったりします。

【ローカルスクールの特徴】

小学校はプラトムと言い、学年は6年制でポー1~ポー6と呼ばれます。

タイの小学校の内容は日本の小学校とほとんど同じで、算数、理科、社会などがあり、授業内容もだいたい日本と同じようです。

ただ、タイは昔から1年生から英語の授業が始まります。

中高はマッタヨムと言います。頭文字からモー1と来て、モー6まであり、日本での中学の課程はモー3まで、モー4からは高校の扱いになります。

前者は日本語だと前期中等教育、後者は後期中等教育になり、地域によっては同じ校舎でずっと6年間学ぶこともあれば、農村などではモー4から別の校舎で数校の生徒が統合されることもあるそうです。

モー4からは職業訓練(日本での工業高校課程のようなもの)もあれば、選択授業が英語だけでなく日本語や中国語などの外国語を学ぶことができます。

【メリット・デメリット】

メリット

ローカルスクールに通う最大のメリットは学費を安く抑えることができることでしょう。

そして学校によっては外国人のための「TSL」というクラスがあり、タイ語の基礎から教えてくれます。

タイ語の授業のときに外国人はそこに移動して学びます。タイ語がある程度理解できるようになったら普通クラスに戻って授業を受けることができます。

デメリット

ローカルスクールの生徒のほとんどのは保護者に送り迎えをしてもらうので送迎時間の、朝と夕方4時前後は大渋滞です。

学校によっては学期途中での編入不可だったり、タイ語ができないと入学できない、または外国人お断りというところもあります。

事前に学校に問い合わせて必要事項を確認しましょう。

【入学金・授業料】

今回はバンコク市内にある公立校の学費をご紹介します。

・入学金   基本的に無し

・年間授業料 35,000バーツ

・教科書代  1500バーツ

・制服代   1600バーツ

・その他スクールバス、サマースクール代等 24,700バーツ

初年度の総金額は日本円で25万円程です。

私立校、そしてイングリッシュ・プログラムを加算すると倍の値段になってしまいますが、やはり3つの中でもローカルスクールは良心的な価格になります。

まとめ

中学・高校で日本に帰る予定があるのであれば日本人学校で日本の勉強をしておく方がスムーズだと思います。

帰国後もインターに入れるのか、どういう方向に進ませたいのかをぜひよく考えてみてください。

特に将来の方向性から大学は日本を考える場合は、高校からは帰国するなどの必要が出てくることも多いです。

いろいろと学校があって迷うこともあると思いますが最後の最後までしっかり考えて悔いのない学校選びをしてください。

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