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「タイで働く=バンコク」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実際、多くの日系企業や日本人コミュニティがバンコクに集中していますが、実はバンコク以外の地域でも多くの日本人が暮らし、働いています。
とくに、チョンブリ県やラヨーン県など、工業団地が集まるエリアでは、駐在員だけでなく、現地採用として働く方も増えています。

今回は、バンコク以外の地方都市で暮らす日本人の生活や仕事について、リアルな視点からご紹介します。

 

■ 主要エリア


バンコク以外で日本人が多く勤務・住んでいるエリアとしては、チョンブリ県(とくにシラチャー地区)やラヨーン県が代表的です。
これらの地域は「東部経済回廊(EEC)」と呼ばれ、日系の製造業を中心とした工業団地が集中しています。
例えば、アマタナコン工業団地、イースタンシーボード工業団地、ヘマラートなどには、多くの日本企業が進出しており、多くの日本人が勤務しています。

エリア 工業団地名 所在地 バンコクからの通勤 備考・特徴
東部エリア アマタシティ・チョンブリ(旧アマタナコン) チョンブリ県 ○(通勤圏ギリギリ)

渋滞次第だが1~1時間半

・バンコク、シラチャのどちらからも通勤可能

・日系企業が非常に多い

東部エリア アマタシティ・ラヨーン ラヨーン県 ・パタヤ、シラチャ、ラヨーンに住むことが多い

・先端産業も多い

東部エリア イースタンシーボード ラヨーン県 自動車関連が多い/長距離のため通勤には不向き
中部エリア バンコク・フリー・トレード・ゾーン(BFTZ) サムットプラカーン県 ○(完全通勤圏) 空港近く、軽工業・倉庫が多い
中部エリア ナワナコン工業団地 パトゥムターニー県 ○(完全通勤圏) バンコク北部から通勤可/歴史ある工業団地
北部・東北部エリア ロジャナ・アユタヤ アユタヤ県 △(やや遠い)

渋滞次第だが1時間半程度

交通渋滞がなければ通勤可/企業数が多く人気
北部・東北部エリア サラブリ工業団地 サラブリ県 ・近隣居住、アユタヤに住むことが多い

・企業分散先として注目

 

■ 住まい


上記の表の通り、バンコクから通勤できるエリアとそうでないエリアがあります。
バンコクと比べると情報が少なく感じるかもしれませんが、チョンブリ(特にシラチャー)には、日本人向けの住居が充実しています。
家賃はバンコクより比較的安く、広めの部屋を借りやすいのが魅力です。

地域名 単身向け 家賃(月) 単身向け 広さ 家族向け 家賃(月) 家族向け 広さ 備考
バンコク中心部 15,000〜35,000THB 30〜50㎡ 40,000〜70,000THB 70〜120㎡ 日系スーパー・病院・BTS至近
バンコク郊外 10,000〜20,000THB 30〜50㎡ 25,000〜45,000THB 60〜100㎡ BTS延伸で便利な場所もあり
シラチャ(東部) 8,000〜15,000THB 30〜50㎡ 35,000〜60,000THB 70〜110㎡ 日本人学校・日本食が充実
パタヤ(東部) 12,000〜25,000THB 30〜60㎡ 25,000〜45,000THB 60〜100㎡ 海に近く、観光地の一面も
アユタヤ(東北部) 8,000〜15,000THB 30〜45㎡ 20,000〜35,000THB 60〜90㎡ 車通勤前提、郊外に多い

 

■ 利便性


「バンコクを離れると生活が不便になるのでは?」という不安を持つ方も多いですが、実際には意外と快適に暮らせます。
特にシラチャには、日本語が通じる病院や日本食レストラン、日系スーパー、さらには日本人学校もあり、日本人向けのインフラが整っています。
ただし、交通の便はバンコクに比べると劣ります。基本的に車移動が中心で、電車やバスだけで生活するのは難しいのが現状です。

 

■ 募集業種


日系の製造業(自動車、電機、電子部品など)・商社・物流会社の求人募集が中心です。
工場内での技術職、品質管理、生産管理、現地スタッフとの通訳・調整業務など、現場系のポジションから営業といった職種の募集が多く見られます。

 

■ 地方勤務のメリット・デメリット


メリット
・バンコクより生活コストが低く、広い住居を確保しやすい
・自然が豊かで、のんびりとした生活ができる(海が近いため釣りやサーフィンが好きな方、またゴルフ場も多くあるためゴルフ好きの方にとっては非常に良い環境です)
・製造業や現場でのマネジメント経験を積みやすく、キャリア形成に有利

デメリット
・交通の不便さ(車が必要 / とはいえ就労先の企業で社用車を私用で利用できるように貸し出すケースも多いです)
・バンコクに比べると娯楽や買い物の選択肢が少ない

 

■ まとめ


バンコク以外の地域でも、日本人が快適に暮らせる環境は整っています。
特に製造業に関わる経験を活かしたい方や、のびのびとした暮らしを求めている方にとっては、チョンブリやラヨーンは魅力的な選択肢です。
日本人学校・インターナショナルスクールもあり、家族帯同でも生活しやすいことが特徴です。
一度地方での生活に目を向けてみてはいかがでしょうか?

 


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