タイに訪れたことがある人や生活している人の中で1番不便に感じるのはやはり、交通渋滞です。
渋滞の酷さといったら世界で1番ではないでしょうか。
その渋滞の酷さは、世界の渋滞都市ランキングでワースト1になったこともあるほど。
ではなぜそこまで渋滞が酷いのでしょうか。
大きく4つの原因があります。
渋滞の原因 その1【信号機問題】
まずは最大の原因と言われるのが信号機です。
バンコクの信号は対面同士を青にせず、1方向ずつ信号を変えていきます。
つまり、4差路の場合一度赤信号になってしまったら、3回、ほかの方向が青になるのを待たなければなりません。
仮に1方向が2分間だけ青になるとすると、一度赤になったら最低でも6分間は停止を余儀なくされます。
また、バンコクの交差点の信号は大半が手動式となっています。
各交差点に交番のような小屋の中に信号操作盤があり、その中にいる交通警察官が交差点付近に設置されたカメラの映像や窓からの目視で信号を操作しているのです。
担当の警察官の判断で信号が切り替えられるので、酷い時は赤信号のままということもあります。
こういった信号機がそこら中にあると考えてみてください。
渋滞にならない訳がないですよね。
渋滞の原因 その2 【車の数が多い】
タイでは自動車を所有する人が増えました。
1つの理由としてバンコク市内の労働者の多くは郊外に住んでいるため、通勤に自動車を利用します。
そのため職場との往復の時間に学校の送迎車と重なれば交通渋滞が起きてしまいます。
2つ目の理由としてタイ人は簡単に車を購入することが出来ます。
タイ政府は車を買うことを奨励して税金安くしたり優遇しています。
また、タイ人の中で車を持つことをステータスとする文化もあります。
渋滞の原因 その3【運転手のマナー】
ドライバー個々の運転スキルとマナーの悪さです。
タイの運転免許証は日本よりも比較的取りやすいと言われております。
筆記試験があるのですが実際はパソコンによるマーク式と単純な実技試験で、1日数時間練習すれば取得できるほどとても簡単です。
そのため、ドライバーの運転スキルはあまり高くなく、交通法規を完全に理解していない人もいます。
日本だと考えられませんよね。
渋滞の原因 その4【事故渋滞】
タイは世界の渋滞都市ランキングでワースト1になったことがありますが、交通事故の死亡者もワーストクラスです。
タイでは、22分に1人が交通事故で死亡しており、2015年に交通事故死亡者で世界2位になりました。
人口10万人に対して年間32.7人が死亡していると言われております。
(参考までに日本は4.1人) 渋滞を回避するには? 渋滞を回避する策として、鉄道、バイクタクシーを利用するといいでしょう。 鉄道に関しては、もっとも安全に渋滞を回避する手段です。 2023年現在、バンコク都内のタイ国鉄の路線をはじめ、BTS(スカイトレイン)、MRT(地下鉄など)、SRTレッドライン、エアポートレールリンクなど都市鉄道の既存の路線はもちろん、今後開通する予定のイエローラインやピンクラインといったモノレールなどもあります。
今以上に鉄道が広がれば、郊外からの車やバイクの通勤が減りますし、バスよりも電車を使うという選択肢を取る人が増えることでしょう。
数年後には格段に電車が便利な交通手段となり、そのため車両通勤者は減少する見込みです。
※下記は主な路線図です。
バイクタクシーとはその名前の通りバイクのタクシーです。
日本人は略して”バイタク”と呼んでいますがタイ人は”モタサイ”と呼びます。
バイクタクシーの魅力は車の間をスイスイと通り抜けれることです。
料金は走行距離によって値段は変わりますが、近場であると大体20バーツからが相場になります。
なおバイクタクシーは時間を短縮するにはとても便利ですが、やはり事故が起きる場合もあるので使用時にはくれぐれも気を付けてください。
短距離の移動には非常に使い勝手が良いように感じます。
タイで生活する上でこの渋滞問題には誰しもが直面します。
今後タイの交通渋滞がもっと改善されることを期待し、自分に合う交通手段を見つけてみてください。
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